 |
品種名 | 縞紅西瓜 トーホク | 属科 | ウリ科 原産：アフリカ中部 |
| 発芽適温 | 25～30℃ | 生育適温 | 26～33℃ | |
| ポット播月日 | 4月上旬 | 畝幅 | 75cm | |
| 定植 月日 | 5月中旬 | 土作り/㎡ | 日光消毒・EM養生 | |
| 直撒 月日 | 施肥/㎡ | 本文にて | ||
| 収穫 月 | 7月下旬～8月下旬 | 備考 | ||
| 特記 | ||||
栽培のポイント
１、根が深く水を吸い上げるので深く掘り鞍を作る。
２,収穫日が難しい
３.アフリカ中部原産、高温を好む。
4,雌花は子つるに咲き実をつけるので子つるは摘心しないようにする。
栽培
土作り
２月上旬、貝化石、EMⅠ型、堆肥（土の状態を考案する）を入れ500倍活性液をまき耕運機で耕し、75cm幅の畝をたてる。
2月下旬～3月上旬、、5月中旬迄約2.5ケ月間位寝かせ土作りをする。
発芽・育苗
発芽
4月上旬種をまく。芽出し用培土（商品名：スーパーミックスA（サカタ）が良い）を1,000倍活性液で良く湿らせ、2cm角トレイの下まで入れ、指で押して軽く固める。1粒か2粒種をまき、土をかけ手で押さえ種と土とを密着させる。次いで平たい容器に1,000倍活性液入れ中にトレイをいれ土に吸い上げ十分湿らせトレイ入れ容器に移す。
尚、大きな種は4cm角のトレイに芽出し用培土（商品名：スーパーミックスA（サカタ）が良い）を入れたものに適量の粒数をまく。（少し発芽は遅くなる）
寒い間は、電気保温温室等で温かい環境を作り発芽の適温にする。
育苗
2cm角トレイは狭いので、発芽したら早めに間引きして10.5cmのポットに鉢上げする。育苗用のポットの土は、培養土（商品名：花と野菜の培養土（タキイ＆カインズ）が良い）にする。4cm角トレイのものは一番良いものを残して間引きし鉢上げする。
寒い間は、昼温かい日光がよく当たる場所におき徒長を防ぎ、夜は電気保温温室等で温かい環境を作り育苗の適温にする。苗が大きく育ってきたら徒長を防ぐ為、鉢ずらしをして日光がよくあたるようにする。
6月中旬になれば直播をすることができる。
鞍
鞍での栽培のため、直径60cm深さ60cmの穴を掘り、堆肥、EMⅡ型（又はEM生ごみ土）をたっぷりと入れ、500倍活性液をまき土を戻しよく混ぜる。そして更に20cm位盛り上げて、90cmピッチで鞍を作り、パイプで表面を簡単に均し大き目の幅のビニールで鞍を覆う。
定植
5月中旬、ビニールマルチの上から鞍の中央にでポット苗を定植する。
定植する日は、風がない暖かな午前中がよい。風が強い日は絶対に避けること。ビニールに穴を開けポットより少し大きめの穴を掘り、３回位しっかりと1,000倍の活性液を注ぎ、苗を傷つけないように穴に入れる。周りの土と密着させポットの土が1cm位かぶさるように土をかける。
ホットキャップと穴あき透明ビニールトンネル
高温を好むので、まだ涼しい時期はホットキャップで保温をする。最高気温が30℃を超える日が続くようになれば、穴あき透明ビニールでトンネルを作る。昼間33℃を超えるならば裾上げをして温度を調節する。最高気温が35℃を超える日が続けばトンネルは撤去する。
整枝・摘心
地這で栽培する。草取りは一旦ツルを移動して草刈り機で刈ると良い。
今後の作業がやりやすいように、ツルが伸びて来たら一定の方向にそろえる。
親ツルは5～6節で摘心。子ツルは成長のよいものを２～３本残し後は摘心。孫ツルは雄花が咲くので半分位摘心する。
水やり
主根が深く入りポンプのように深いところから汲み上げるので、水やりは不要である。
開花・人工授粉
雄花を摘み花弁を取り、、雄しべを開花した雌花の雌しべにこすりつけて受粉させる。子つるの10節以下には果実をつけてはいけない。各子つるに1個程度の実をつけるようにする。
泥はねから守る為、ビニールを成熟サイズに切り真ん中にカッターで十字に切りスイカを置きビニールに受粉日を油性ペンで書いて記録しておく。
大きくなったら藁を束ねて円形にして、ビニールとスイカの間に置きクッションにするとともに底が空気に触れるようにする。
同時にスイカの底を回して陽にあてるようにする。また、カラスからの防除としてトンネルの支柱を利用した覆いをしておく。
（画像は、一番下に水抜き用の穴を開けたビニールを敷き、円形の藁を置き、スイカの底を回して黄色の部分を横にして、カラス除けを設置したもの）
開花日から7月どりは50日位、８～９月どりは45日が収穫の目安である。
収穫
開花日から収穫の日を決めるが、開花日が解らなくなる場合がある。そんな時の目安をして、大きさ、重さを測り、巻きひげが黒く小さくなった時が収穫の目安である。
根の状況
