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品種名 | 沖縄願寿ゴーヤー 野口 自家採取 | 属科 | ウリ科 原産：熱帯アジア |
| 発芽適温 | 25℃～30℃ | 生育適温 | 20～35℃ 夜16℃以上 好む高温 | |
| トレイ播月日 | 4月中旬～5月上旬 | 畝幅 | 100cm | |
| 植付 月日 | 土作り/㎡ | 日光消毒・EM養生 | ||
| 定植 月日 | 6月上旬 | 作付時施肥/㎡ | 溝施肥 | |
| 収穫 月 | 7月中旬～9月下旬 | 備考 | ||
| 特記 | ||||
栽培のポイント
１、種は固定種である沖縄願寿ゴーヤー（販売：野口種苗 自家採取可）がとても良い。種採りができる
2、日光消毒・EM養生による土作り。
3,発芽について種は固いのでペンチでひび割れをつけ1,000倍のEM活性液に一昼夜漬けたものをまく。
４、熱帯アジア原産、発芽、生育とも高い気温を好む。
栽培
土作り（日光消毒、EM養生）
幅 75cmで 夏野菜用の日光消毒・EM養生を行う。
種まき
発芽
4月中旬に種まきをする。種が固いので発芽促進の為ペンチでひびを入れ1,000倍活性液に一昼夜漬けておく。
芽出し用培土（商品名：スーパーミックスA（サカタ）が良い）を1,000倍活性液で良く湿らせ、2cm角トレイにいれ、指で押して軽く固める。1粒ずつ種をまき、土をかけ手で押さえ種と土とを密着させる。次いで平たい容器に1,000倍活性液を入れ中にトレイをいれ土に吸い上げさせ、十分湿らせトレイ入れ容器に移す。
尚、大きな種は4cm角のトレイに湿らせた芽出し用培土（商品名：スーパーミックスA（サカタ）が良い）を入れたものに3粒ずつまく。（少し発芽は遅くなる）
寒い間は、電気保温温室等で温かい環境を作り発芽の適温にする。
育苗
2cm角トレイは狭いので、発芽したら早めに間引きして10.5cmのポットに鉢上げする。育苗用のポットの土は、培養土（商品名：花と野菜の培養土（タキイ＆カインズ）が良い）を使用する。4cm角トレイのものは一番良いものを残して間引きし、鉢上げする。
寒い間は、昼温かい日光がよく当たる場所におき徒長を防ぎ、夜は電気保温温室等で温かい環境を作り育苗の適温にする。苗が大きく育ってきたら徒長を防ぐ為、鉢ずらしをして日光がよくあたるようにする。
畝立て
透明マルチをはがし、貝化石で酸度調整をして、100cm幅の畝をつくり、中央に深く溝を掘り、中に堆肥（藁堆肥又は鶏糞堆肥）、生ごみ土、EMⅡ型又はEMパレットを入れ、1,000倍の活性液をまき、土と混ぜ込み畝を立てる。
定植
6月上旬、幅100cmの畝に2条（20cm-60cm-20cm）で、ピッチ75cmでポット苗を定植する。長さ9mの畝では1列12株、2列で24株になる。
定植する日は、風がない暖かな午前中がよい。風が強い日は絶対に避けること。
定植すると早々に花が咲くが株が小さい内は地上から30cmまでは、茎の成長を促すため全ての雄花、雌花、脇芽を摘み取る。
また、風通しを良くするため、早いうちから下（地面から40cm位）のわき目を摘む。
合掌式支柱・ツルネット
2.1mの太い支柱で合掌を組み両脇に斜め筋交いをいれしっかりと支えをしておく。両側にツルネットをしっかり張ります。葉が非常に生い茂り風圧を強く受けるので頑丈に作る必要がある。
誘引・整枝
株の成長とともに誘引します。まきひげが支柱に絡むので誘引は所々でよい。
葉が生い茂ってきたら勢いの良いつるを1.2節残して整枝します。
とても茂るので整枝特に下刈りをする。
収穫
7月中旬から9月にかけて実がなります。実の根元をハサミで切ります。この品種は実が大きくて30cm位になり沢山収穫できます。
実の中には早く熟し黄色く色ずき柔らかくなるものが出ますがジュース等にして美味しく食べられます。
採種
実を収穫しないでおくと、黄色く種が赤くなります。生育がよいものを良く熟くさせ種をよく洗って十分な期間陰干します。
翌年に使います。
種の保存は、紙袋に入れ乾燥剤と共に密閉できる缶に入れ、冷蔵庫の野菜パーシャルに保管するのが良い。
根
根は、横に広がりますが、余り深くありません。