家庭菜園 安全でたくさん採れておいしい野菜をつくろう
                       EM農法を利用した有機栽培

 ナス             

 

品種名 早生真黒茄子 野口 採種 属科 ナス科 原産:インド東部
発芽適温 25℃~30℃ 生育適温 26~30℃  夜
トレイ播月日 2月中旬 畝幅 75cm
定植 月日 4月末~5月上旬 土作り/㎡ 日光消毒・EM養生
直撒 月日   施肥/㎡ 標準の倍位入れる
収穫 月 7月上旬~10月上旬 備考  
特記  

 

栽培のポイント

1、日光消毒、EM養生の土。
2、早生真黒茄子(販売:野口種苗)がとても良い。固定種なので種採りができる。
3、根が深く、収穫が長く続くので深い溝施肥にする。

 

栽培

土作り
12月中旬から1月上旬、よく耕し波状にして寒ざらしをする。
nasu

 

 

 

nasu2月上旬から中旬、75cmの畝をざっとたて、透明ビニールで覆い日光消毒・EM養生をする。

 

 

 

発芽
nasu2月中旬、 2cm角プラグトレイに、芽出し用培土(商品名:スーパーミックスA(サカタ)が良い)を1,000倍活性液で良く湿らせて入れ、指で押して軽く固める。中に1粒種をまき、土をかけ手で押さえ種と土とを密着させる。次いで平たい容器に1,000倍活性液を満たし中にトレイをいれ土に活性液を吸い上げさせ、十分湿らせトレイ入れ容器に移す。
寒い間は、電気保温温室等で温かい環境を作り25℃程度の適温にする。発芽したら指または箸で土を押さえ水が良く吸えるようにする。

 

鉢上げ・育苗
2cm角プラグトレイは狭いので、発芽したら早めに10.5cmのポットに鉢上げする。育苗用のポットの土は、培養土(商品名:グローイングミックス(カインズ)が良い)を使用する。
寒い間は、昼温かい日光がよく当たる場所におき徒長を防ぎ、夜は電気保温温室等で温かい環境を作り育苗の適温にする。苗が大きく育ってきたら徒長を防ぐ為、鉢ずらしをして日光がよくあたるようにする。

 

 

 

畝立て
4月下旬、養生の透明ビニールマルチを外し、中央を30cm位深く掘り下げ溝施肥で標準の倍の量を入れ耕やして65㎝幅、高さ20cmの高畝を立てる。

定植
5月上旬、中央に1条、ピッチ75cmでポット苗を定植する。 長さ9mの畝では12株になる。
定植する日は、風がない暖かな午前中がよい。風が強い日は絶対に避けること。
夜盗虫等の害虫に狙われる場合があるのでEMぼかしⅠ型を周囲にまき500倍活性液をかける。
詳しい定植についてはこちら。

防寒・防風トンネル
4月~5月にかけては最低気温が10℃を下回る日が多く、風が強い日も多いので防虫ネットでトンネルを作り保温・風邪除けをする。最低気温が10℃を超える日が続けばトンネルは撤去する。

支柱
トンネルを外したらすぐに主枝に支柱を立てしっかり誘引する。この時も葉をよく観察し虫に食べられた跡があれば、ぼかし肥と500倍活性液をかけ防除する。

なす3本仕立て、摘果
茎が伸びて来たら一番花から下2つのしっかりした脇芽を残し、その下の脇芽は全て摘み取り茎や葉を生育させます。3本の主枝に仕立てます。(3本仕立て)
大きくなってきたら2本の脇枝にそれぞれ支柱を立て誘引する。
株をしっかり大きくするため、一番下の一番花に着いた実は小さなうちに摘果します。

 

 

 

 

 

水やり
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乾燥してきたら根の部分に水をこまめに撒きます。

 

 

 

 

 

 

 

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追肥

追肥は2週間に一回の割でEMⅡを両肩にふりかけ土寄せをします。

 

 

 

 

 

 

なす整枝
不要の枝は早めに切り取ります。花又は実がついている枝は花又は実の少し上で切り取り、株の負担を和らげます。

 

 

 

収穫

nau nasu

実が15cm位になったらハサミで切り取り収穫します。 大きくならないようにこまめに収穫します。
3本の主枝に着いた実はそのまま収穫します。
脇芽についた実は下の脇芽を残し枝ごと切り取り後で実のみにします。(画像のように)
先に整枝してある実も下の脇芽を残し切り取り後で実を切り取ります。


nasu
最盛期の収穫です。
週に2回 1回100個位採れます。
2畝(6坪、26株)、で作りました。

 

 

 

 

 

更新剪定
8月上旬から順次株を若返らせる為更新剪定をします。

弱剪定
実がついていない枝を枝元から剪定します。実や花がついている枝はすぐ上を切り取ります。

なすnasu株から30cm位離した所にスコップを深く入れ根を切ります。スコップを倒しEMⅡを土中にいれます。

周囲に肥料をまき、根切は2か所程度とします。

 

 

 

 

 

強剪定

下の脇芽を残し半分程度に強く剪定します。根切は周囲4か所程度にします。

nasu採種
早生真黒茄子は固定種なので種採りができます。一番立派な株の一番よくできている実を収穫せずに残しておきます。
とても大きくなり色が変色してきます。ナスの実を採り、縦に2つに切り、中のわたを種ごとえぐり取り、水に漬けて種を分離します。細かい目のざるにあけ水を切り乾燥させます。一つの実から500個位の種がとれます。乾燥させた種をしっかり蓋がしまる容器に乾燥剤と共に入れ冷蔵庫で保管します。ナスの種は長命種子なので2年くらい使えますが毎年採種したものの方が確実です。

 

 

 

 

 

根の状態

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